初国際線!いざヨーロッパへ!
昨年、知人を訪ねて初めてヨーロッバへ。
目的地はベルギー、首都のブリュッセル。
今まで飛行機に乗っても、国内線。せいぜい1000km程度でしたが
今回は、約9000kmも離れています。スケールが大きすぎて想像できません。
Googleマップも地球レベル(汗)
航空会社を調べると。直行便。乗り継ぎ。
中国経由?ドバイ経由!?移動時間30時間以上!?
国際線の知識はゼロな私が実際に乗った路線をご紹介いたします。
希望としては
- 乗り換えは1回だけ(国内外問わず)
- 直行便相当の所要時間(トータル14時間くらい)
- 現実的な価格(往復:12~15万円程度)
この3点を重視して紹介します。
私の住んでいる所から最寄り空港は中部国際空港。通称セントレアです。
目的地はヨーロッパはベルギー
ブリュッセル国際空港へ行く主な手段を模索しました。
ANA 成田空港経由
白地に青と水色のラインで印象がある日本の航空会社
路線は
セントレア→ANA(国内線)→成田空港→出国審査→ANA(国際線)→ブリュッセル国際空港となっています。
便名
往路:NH492→NH231 復路:NH232→NH491
成田空港で乗り継ぎ。実質、直行便ですね。
実際に搭乗したのはこちらの路線です。
メリット
・CAなどのスタッフが日本人
困ったときはすぐに話が出来るので安心感があります。
私も夜間寒かったので、追加ブランケットを気軽にお願いできました。
・荷物は預けたまま
国際線での乗り換え時、経由地での荷物のピックアップ。
でもこの路線では預けたままでOK。
成田到着後は「乗り継ぎ専用」の出国審査レーンへ通されて
すぐに免税店へ行くことが出来ます。これはラクチンです。
・現地に夕方到着
初日は移動で着いたら即ホテル…ってなりがちですが
NH231便の到着は現地時刻の15:50。そこから町中へ移動してもまた17時頃です。
買い物したり、観光なんかも出来てしまいます。
朝は出発は早いですが飛行機の中で寝れますし、観光地で過ごす時間を有意義に使えます。
・使用機材がB787
これは好みが分かれますが使用機材がボーイング787になります。
個人的に気に入ったのは窓の電子式スクリーンで暗くなるところ。
乗務員さんが操作し、機内を暗くしてくれます。
長距離路線など寝る際に機内を暗くしてくれますが
誰かが窓を開けっぱなしにしてると強い光が差し込んで眠りが妨げられます。
実際に乗ってみると夜を思わせるくらい外部の光を遮断しアイマスクは要りませんでした。
Welcome to ANA's Long-Haul (International) Boeing 787 Dreamliner.
・成田までの移動が安いのにマイルがつく!
今回のルートは、セントレア発→成田経由→ブリュッセル着という取得方法です。
しかし、この路線。セントレアから成田までの移動分の値段がなんと1500円。
なのにちゃんとマイルが付きます。
上記の様に同じ日で比べても往復1500円の差額しかありません。
成田・セントレアを単独で取得すると往復2万円前後かかります。
【余談】 なぜ安い?
ANAのヨーロッパ圏へのルート(羽田と関空は割愛)
セントレア発着 | 成田発着 |
---|---|
ドイツ・フランクフルト(コードシェア) | ドイツ・デュッセルドルフ |
ベルギー・ブリュッセル | |
オーストリア・ウィーン(コードシェア) | |
イタリア・ミラノ(コードシェア) | |
ギリシャ・ローマ(コードシェア) | |
スイス・チューリッヒ(コードシェア) | |
トルコ・イスタンブール(コードシェア) |
表の様にセントレアは1路線しかありませんが、成田まで来るとANAの直行便とコードシェア便で選択肢が7路線と一気に広がります。
国内を格安にしても長距離路線を利用する人が増えれば利益を確保できるようです。
中部圏から成田まで電車や車を使った交通手段と比べても破格の値段ですし
移動も荷物を預けて楽なので、大変お得な路線です。
・チェックインカウンターが空いている
セントレアからの行きは国内線ですが、チェックインは国際線窓口で行えます。朝一の利用者も少なく、待ち無しで手荷物を預けることが出来ました。
入口から入って右側Kカウンター
デメリット
・12時間と長い
こちらは実質、成田からの直行便なので12時間の飛行になります。
正直、寝ることが出来れば長さはさほど感じなかったですが
腰と尻がきつかったです…
帰りの便は適度にトイレや機内を散歩するようにしたら緩和しました。
・海外感が無い
これは仕方ありませんが、やはり日本の航空会社。日本人が7~8割くらいでした。
長距離の国内線に乗ってる気分になるので「盛り上がらない!」と言う方にはおススメしません。
・プレミアムエコノミーが高い!
エコノミーとビジネスクラスの間。プレミアムエコノミーというサービスがありますが、価格は+2~5万円ほどします。片道です。
往復するとかなりの額になりますので庶民には辛いところです。
【番外編】Finnair(JALコードシェア便) フィンランド・ヘルシンキ経由
白地に青色のでシンプル。
国を代表するマリメッコの柄が特徴のフィンランドの航空会社
こちらは知人が一時帰国に使用した感想が主な内容です。
路線は
セントレア→出国審査→フィンエアー(国際線)→入国審査→ヘルシンキ・ヴァンター空港→フィンエアー(国内線)→ブリュッセル国際空港
となっています。
フィンランドとベルギーは共にシェンゲン協定になりますので、初めに降りるフィンランドで入国審査になります。
なのでフィンランドとベルギー間は国内線扱いになります。
シェンゲン協定(シェンゲンきょうてい)は、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。
メリット
・JALのマイルを貯めるならこちら
運航はフィンエアーですが、コードシェア便としてJALも名を連ねています。
普段使用する路線がJALメインの方ならこちらを選ぶと良いでしょう。
・ヘルシンキでお買い物!
マリメッコやムーミン。北欧の玄関口としてしられる
ヴァンター空港でお買い物が出来ます。
乗り換え時間を活用して北欧ブランドを買えるのは魅力の一つですね。
・1回のフライト時間はちょっと短い
フィンエアーでセントレアからヘルシンキまで10時間
ANAで成田からブリュッセルまで12時間
この2時間が意外と疲れに影響します。
Live Flight Tracker - Real-Time Flight Tracker Map | Flightradar24
・片道プラス1万円でエコノミーコンフォート
フィンエアーにはエコノミーコンフォートという座席クラスがあります。
通常のエコノミークラスのサービスに加えて
・優先搭乗と優先降機
・エコノミーよりも8~13cm広いレッグルーム
・ノイズキャンセリングヘッドホン
・ホンマリメッコのポーチに入ったアメニティキット
・機内Wi-fi 1時間無料
以上の追加サービスが+1万円で受けられます。
マリメッコのポーチがもらえる女性には嬉しいサービスや
170cmの男性でも余裕のある足元のスペース
ノイズキャンセリングヘッドホンで騒音も気にならなくなる
先のANAのプレミアムエコノミーよりはサービスが若干劣りますが
プラス1万円で長距離路線の快適さを買えると思えば、出す価値はあります。
デメリット
・乗り継ぎ時間が短い
ヘルシンキでは荷物検査とパスポートコントロールがありますので最低でも45分は必要です。
しかし国際便は遅延がつきもの。30分も遅れてしまえば焦ってしまいます。
遅延対策とヘルシンキで買い物もしたいと思う方は1本遅らせるのもありですね。
・バゲージロストに注意
海外の航空会社では普通なんでしょうか?(汗
ヘルシンキに着いたら、荷物が出てこない…
英語が堪能であれば対応出来るかもしれませんが私にはハードルが高いです。
場合によっては空港で待ちぼうけなんてことも…
路線のまとめ
ANAとフィンエアーどちらも魅力があると思います。
メリットと感じられるところをチョイスしていただいて
選んでいただければよいかと思います。
また、セントレアからはルフトハンザドイツ航空もありドイツ・フランクフルト経由でベルギーへ行くことも出来ます。
今回こちらは情報が得られなかったので割愛しましたがANAと同じスターアライアンスなのでマイルが貯められます。
次回ベルギーへ行く際は検討してみようと思います。
今回はベルギーへ行くことを目的としましたが、セントレアから成田もしくはヘルシンキへ向かえば大抵のヨーロッパは行けるんだと改めて解りました。
さて次はどこへ行こうかな?